ジャイメ・レルネル氏インタビュー(建築家・元クリチバ市長)

1003 ジャイメ・レルネル氏インタビュー

インタビュー

「よりよい都市を目指すには、スピードが重要です。なぜなら、創造は「始める」ということだからです。我々はプロジェクトが完了したり、すべての答えが準備されたりするまで待つ必要はないのです。時には、ただ始めた方がいい場合もあるのです。そして、そのアイデアに人々がどのように反応するかをみればいいのです。」(ジャイメ・レルネル)

今回は、「都市の鍼治療」の提唱者であり、人間都市「クリチバの奇跡」で知られる元クリチバ市長、ジャイメ・レルネル氏へのインタビューをお送りします。

目次
・都市計画の優れた事例を市民と共有することの重要性
・パリは「都市の鍼治療」の宝庫
・都市における市場(いちば)の重要性
・ショッピングセンターに欠けているもの
・優れた建築は静穏、ダメな建築はエゴ建築

お話:ジャイメ・レルネル(元クリチバ市長)
取材:服部圭郎(明治学院大学教授)

制作:公益財団法人ハイライフ研究所

プロフィール

ジャイメ・レルネル

ブラジルのクリチバ元市長、パラナ州の元知事。1937年生まれ。クリチバの市長を3期(1971-75年、1979−83年、1989−92年)務め、創造性に溢れた傑出した都市政策によってクリチバ市を世界的に有名とする。1994年から2002年までパラナ州の知事を二期、務める。2002年から2005年までは国際建築家連合の会長を務めた。彼の都市問題を取り組むアプローチを彼は「都市の鍼治療」と名付けた。

動画

キーワード:

都市デザイン, クリチバ, 市民参加, パリ, 市場

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