連載 東北復興は、次世代型まちづくりの手本を示せるのか
第3回 「東北復興と次世代型テクノロジー(その2)」~交通、福祉・医療、居住~
第3回目となる本稿では、「東北復興と次世代型テクノロジー その2」と題して、「交通」、「福祉・医療」、「居住」をテーマに、先進的な取り組み事例や現在検討されている計画等の紹介を通じて、次世代まちづくりに通用する計画手法や技術について考える。なお、本稿で取り上げる次世代テクノロジーとは、個々のテーマに関連する最先端の要素技術ではなく、「人口減少時代における地域再生のモデル」となる再生手法や技術と捉える。
■内容|第3回 「東北復興と次世代型テクノロジー(その2)」~交通、福祉・医療、居住~
はじめに
1 交通
(1)震災後に提案されたTOD(Transit Oriented Development)
事例1:ブラジル クリチバ市のTOD
(2)幹線交通として期待されるBRT(Bus Rapid Transit)
事例1:JR気仙沼線のBRT
(3)地域公共交通としてのデマンド型乗合タクシー
事例1:新地町のITを活用したデマンド型乗合タクシー
(4)高台住宅地と漁港をつなぐ地区内移動システムの構築
事例1:長崎市の斜面移送機器
事例2:パーソナルビークル
2 福祉・医療
(1)ICTを活用した遠隔医療の概要
①遠隔医療の全体像
②東日本におけるICTを活用した新たな方向性
(2)ICTを活用した地域コミュニティの再生
事例1:福島県 飯舘村 村民の声ネットワークシステム
事例2:岩手県 大船渡市 ”デジタル公民館まっさき”運営協議会
(3)ICTを活用した見守りとコミュニティ・健康づくり
事例1:岩手県 釜石市 鵜住居地区
事例2:岩手県 釜石市 平田地区コミュニティケア型仮設住宅団地
事例3:福島県 伊達市 伊達東グラウンド ICT活用による健康づくり教室の取組み
3 居住
(1)災害時のエネルギーマネジメント
事例1:廃校となった小学校を活用した地域防災拠点の整備 事例2:Fujisawa サスティナブル・スマートタウン
(2)災害公営住宅整備を通じた地域の「生活・交流拠点」づくり
(3)持続的な高齢者の見守り・生活支援
事例1:LSAによる見守りサービス-南芦屋浜団地(兵庫県芦屋市)
事例2:地域共助型災害公営住宅-井戸端長屋型災害公営住宅(福島県相馬市)
(4)震災前のコミュニティや仮設住宅からの連続した生活の確保
事例1:特定入居による入居者募集-新潟県中越地震時の旧山古志村(長岡市)
(5)地域特性や居住者ニーズに応じた住まいづくり
事例1:「準接地型」集合住宅の提案(福島県)
事例2:釧路町型コレクティブハウジング(北海道釧路町遠矢団地)
事例3:「住まいをどう復興するか」(日本建築学会 住民向け住まい再建ガイドブック作成グループ)
(6)居住ニーズの変化に対応した柔軟な計画づくり
事例1:公営住宅を転用利用した高齢者シェアハウス-名古屋市
事例2:公営住宅への転用を想定した仮設住宅-福島県川内村
4 復興まちづくりの課題
企画・制作:
公益財団法人ハイライフ研究所 / NPO 法人日本都市計画家協会
第3回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。
第3回 「東北復興と次世代型テクノロジー(その2)」~交通、福祉・医療、居住~
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