シャロン・ズーキン教授の解説による
ニューヨーク最新都市事情
第3回 新しい公共性
ニューヨーク・ウォッチャーとして世界的に知られる社会学者、シャロン・ズーキン(米国ブルックリン大学教授)。今回の連載シリーズではズーキン教授による解説をもとに、マンハッタンの最新都市事情をお伝えしています。
ズーキン教授へのロングインタビュー。今回のテーマは「新しい公共性」。マンハッタンの随所に見られるコミュニティ・ガーデンの生い立ちと、最近、路上にくつろぎの空間を演出して話題となっているブロードウェイの変貌ぶりについて、お話をお聞きします。
「マンハッタンやブルックリン、クイーンズなどにおいて、若い人達はより街に出たがっています。都市空間で社会化するという要望が強くなっています。
駐車場でシェイクスピアを演じる若者も出始めたりしています。ニューヨーク市が文化的活動により開放的になっているのです。公園や駐車場で、劇などが演じられるようになっているのです。公園じゃなくて、駐車場というのは斬新です。」(シャロン・ズーキン)
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第3回 新しい公共性 -コミュニティ・ガーデンとブロードウェイのホコ天化
内容:
・1960年代から実験的な都市になっていったニューヨーク
・ゲリラ的に生み出されたコミュニティ・ガーデン
・違法行為からニューヨーク市の重要な資産へ
・自転車道路とコミュニティ|経済と文化、両面での対立
・自動車交通が制限されたブロードウェイ
・ニューヨーク市とニューヨーク州との関係
・公共空間でのパフォーマンスが圧倒的に増加している
■シャロン・ズーキン教授の解説によるニューヨーク最新都市事情
連載の内容:
第1回 イントロダクション
第2回 新著「ネイキッド・シティ」/「都市のDNA-オーチャード・ストリート」
第3回 「新しい公共性-コミュニティ・ガーデンとブロードウェイのホコ天化」
第4回 ホコ天ブロードウェイを歩く
第5回 「都市のオーセンティシティ|イースト・ビレッジとハイライン」
第6回 ハイラインを歩く
第7回 まとめ|マンハッタンが示す将来の都市の方向性
取材・構成
服部圭郎 明治学院大学経済学部教授
撮影・編集
熊倉次郎 リベラルアーツ総合研究所
制作統括
萩原宏人 公益財団法人ハイライフ研究所
制作・配信
公益財団法人ハイライフ研究所
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