<エイジングとデザイン>
銀座グラフィティ シニアマダムのファッション感覚
銀座グラフィティ シニアマダムのファッション感覚
世界の未体験領域に突き進むわが国の高齢化。
総務省は(3週間前の)「敬老の日」に合せて、65歳以上の高齢者人口を発表しました。それによれば、65歳以上の高齢者人口は3,000万人を超え、日本の総人口に占める割合が24.1%に達したとのことです。2012年は折から、団塊の世代(昭和22~25年生まれ)が65歳に到達することで高齢者人口割合の高まりはさらに勢いを増しそうです。
20年に及ぶデフレ経済下にあって、わが国の超高齢化社会はどちらかというと未来の閉塞感や社会の重たさとしてとらえられがちであり、世界に誇れるような長寿社会を実現していくという視点での知恵や言説が少ないように思われます。
ハイライフ研究所では、「長寿を楽しく全うしていく」ための取り組みとして、昨年より、<エイジング(加齢)とデザイン(感覚)>の研究をスタートしました。
高齢者本人を主人公とし、高齢者がより楽しく生きるためのふるまいや、日々を鮮やかに生きていくための感覚(=センス)の在り方、そしてそれらを高揚させていくデザインの可能性について研究していこうとするものです。
今回、ハイライフ研究所は2012年の特別企画として、銀座の昼下がり、UPPER65の高齢女性のファッション感覚を調査分析することに取り組みました。日常的なライフスタイルの場面から今どきの老いの感覚世界を抽出していきます。
◆調査研究 :
真壁 智治(M.T.VISIONS/主宰)
渡辺明日香(共立女子短期大学/准教授)
松尾 葉子(イラストレーター)
◆制作統括 :
高津伸司 公益財団法人ハイライフ研究所
◆制作・配信:
公益財団法人ハイライフ研究所
※レポートは以下のPDFテキストにてご覧いただけます。
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