「心地良い都市と地方を再創造する論点」
第3回 根本祐二氏インタビュー

連続インタビュー 「心地良い都市と地方を再創造する論点」

第3回 根本祐二氏
東洋大学大学院経済学研究科教授、
東洋大学PPP研究センター長

■テーマ 「崩壊寸前の社会インフラをPPP、PFIで再生する」

Kaori_Kuroda

<主旨>
戦後の高度成長経済と共に整備されてきた道路、橋梁、上下水道、公共施設などの社会インフラが、これから本格的な更新時期を迎えています。つまり、改修、補修、更新すること無しにこのまま放置すると老朽化が進行し、倒壊等の重大な事故に直面することが予見されます。

しかし、これらの社会インフラを更新するためには、膨大な予算が必要となり、現在の国や地方の財政逼迫状況の中では、充分な予算を確保することは大変難しいのが現状です。さらに、少子高齢化が進行する我が国では、社会インフラの利用減も予想され、過剰社会インフラの維持や削減も大きな問題となっております。

これらの課題を解決するためには、国や自治体が社会インフラの現状や問題点を的確に把握し、選択と集中を行い、新しい公共の考え方を導入して、新たなスキームを形成する必要があります。

本インタビューでは、この分野の第一人者である根本祐二東洋大学教授に、社会インフラ更新の問題点、そして対応策、さらに市民参加等も含めた新しい公共などについて、詳しくお話をお伺いします。


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■根本 祐二(ねもと ゆうじ)氏 プロフィール

東洋大学大学院経済学研究科教授、東洋大学PPP研究センター長。
1954年鹿児島県生まれ。78年東京大学経済学部卒業、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。地域開発部、米国ブルッキングス研究所客員研究員、設備投資研究所主任研究員、地域企画部長などを経て、06年東洋大学経済学部教授に就任。

専門は、公民連携、地域再生。内閣府、国土交通省、東京都、横浜市などで公職多数。
著書に、『朽ちるインフラ』(日本経済新聞社)、『公民連携白書』(共著、時事通信社)、『地域再生に金融を活かす』(学芸出版社)、『マルチ・エンターテイメント・ビジネス』『テーマ・パークの時代の到来』(以上、ダイヤモンド社)などがある。

連続インタビュー
「心地よい都市と地方を再創造する論点」
取材・構成
福田 博  縄文コミュニケーション(株)

編集・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

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