新シリーズ:都市生活者の生活意識・ライフスタイルの実際
第6回 東京と大阪の生活意識地域ギャップを見る
ハイライフ研究所が実施した「都市生活者意識調査」(2010年10月実施)の調査結果を元に、既存データも活用し現在の生活者の生活価値観や生活行動の実際を見ます。
生活者の価値観や生活行動は、収入の高低、子供の有無、家族の多少、ローンの有無、未既婚、高齢者介護の有無や男女はもとより世代間で大きく異なります。そこでの生活意識の差異〈ギャップ〉は都市生活の変化を促し、居住地域全体の生活の地域差を生み出します。今回まで主に男女間、世代間の生活意識ギャプについてレポーしてきましたが、今回は地域差に焦点を当て、日本の二大地域文化圏を持つ「東京と大阪」の在住者の生活や生活意識を比較しながら、地域間ギャップについて分析しました。
現在の東京と大阪の在住者の生活意識・価値観のギャップ(差異)を地域間で見たものですが、それは、歴史や風土とそこで育成され根付いた生活意識が作り出したものともいえます。生活の実際や価値観には、男女間や世代間と同様に地域間でも大きな違いが見られますが、地域間の生活意識の差異には都市文化の歴史と深い関係が見られます。
執筆
マーケット・プレイス・オフィス代表 立澤芳男
配信
公益財団法人ハイライフ研究所
公益財団法人ハイライフ研究所では、2010年より公益事業としての調査研究事業としてスタートした「都市生活者意識調査」のローデータを学術・研究等の目的に利用する場合に限り、一定の条件のもとに研究機関・研究者・大学研究室・大学院生及び大学生・自治体等に提供することにいたしました。
さらなる生活者を対象にした公益研究に役立てていただければ幸いです。
詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=5400
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