都市生活者の生活意識・ライフスタイルの実際

新シリーズ:都市生活者の生活意識・ライフスタイルの実際

第5回 生活意識に大きな世代ギャップが…。

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ハイライフ研究所が実施した「都市生活調査」(2010年10月実施)の結果を元に、既存データも活用し現在の生活者の生活行動や生活意識の実際を見ます。第5回では、大きく異なる世代間の生活意識・価値観のギャップがテーマです。
生涯、自分の組織が安定で給料右肩上がり、退職金もたくさんもらえ、老後は年金生活・・・。50歳代以上中高年世代の労働者の労働価値観は、長い間まさにこのとおりだったわけですが、バブル崩壊という経済状況の大きな変化を境に、50代以上と20~30代の若者世代(社会人になった団塊世代の子供)の労働者とでは、意識や価値観が180度違う。
父(団塊世代、58歳)と子(32歳)ですら、労働に対する価値観のギャップだけは、絶対に埋まらない。尊敬する父親ではあるが、労働に対する価値観や意識だけは、「寄らば大樹の陰」という基本価値観が長い期間を経て形成されているので、それを今更変えるのは無理であう。少なくとも、25年前の若者に比べて、現在の若者は、会社への信用がすごく低下している。ゆえに、忠誠心も低下している。終身雇用や右肩上がりの給料、といった従来のものに取って代わる新しいインセンティブが若者世代には不可欠になっている。
前回のレポートでは、「都市生活調査」を男女の生活意識ギャップという切り口でまとめましたが、今回はデジタル情報社会で育った現在の若者世代(20~35歳)とアナログ情報優位社会で育った中高年世代(主として団塊世代の50~64歳)との生活意識ギャップが、現在の社会観、収入や消費の考え方、情報の取り方などどのような生活シーンでみられるのかを追った。

執筆
マーケット・プレイス・オフィス代表 立澤芳男

配信
公益財団法人ハイライフ研究所

 

ローデータの利用に関して

公益財団法人ハイライフ研究所では、2010年より公益事業としての調査研究事業としてスタートした「都市生活者意識調査」のローデータを学術・研究等の目的に利用する場合に限り、一定の条件のもとに研究機関・研究者・大学研究室・大学院生及び大学生・自治体等に提供することにいたしました。
さらなる生活者を対象にした公益研究に役立てていただければ幸いです。

詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=5400

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