都市におけるワークライフバランス(WLB)
講師:
脇坂 明氏 学習院大学 経済学部教授|経済経営研究所所長
目次
[part1] 労働力人口の減少社会と新しい働き方
(1)20年後に4分の1減少?
・WLB社会が実現すれば問題少ない
(2)出生率低下でも都市人口は減らない?(全国産業予測)(東京都職業予測)
(3)共働き家族の増加
・妻パートの共働きが一定割合しめるとはいえ、「専業主婦モデル」は都市でも限界
(4)WLB憲章(2007年)のめざすもの
・「ウインーウイン」
・「男性も女性も、あらゆる世代の人」が対象
・女性(子育て中)、高齢者、若者に焦点をあてる
[part2] 子育て女性はどうなるか?
(1)「M字型」はなくなるか?
・M字の底は上がっているが、晩婚化、非婚化が原因
・ポイントは継続就業
(2)保育所・待機児童
・1、2歳児が焦点
(3)継続就業のためのファミリーフレンドリー制度–育児休業・育児短時間勤務
・休業中の代替要員
・短時間正社員
・男性の利用(イクメン)
(4)派遣社員・パートタイム労働
・派遣をずっと続けるのは、生活維持はぎりぎり可能かもしれないが、キャリア不安
・パートは基幹化がすすみ、処遇向上が課題
(5)ダイヴァーシティ・マネジメント(DM)-シナジー効果
・外国人社員
・高度人材活用推進
[part3] 高齢者の働き方
(1)60歳前半層から70歳現役社会へ
・高齢者労働力率
・年金受給との絡みがあるが、大筋は「できるだけ」働く場の提供
(2)フルタイムでない働き方
・「なだらかな引退」
・短日勤務・短時間勤務事業所割合
(3)介護問題
・要介護者にならない、バリアフリー社会、介護者-要介護
[part3] 若者の働き方
(1)雇用情勢
・就職内定率、失業率、離職率(七・五・三)
・これまでも若年雇用問題はあったできるだけ様々なルート(中小企業)をつくり、どのルートも、けっして劣るものでない。都市こそ「様々な働き方」の溜まり場
(2)フリーター問題―正社員登用・キャリア形成
(3)高齢者による技能伝播 温泉旅館
今回のセミナーのまとめ
今回のセミナーのまとめ|PDF形式 (250KB)
榎本 元 (公益財団法人ハイライフ研究所 主任研究員)
都市におけるワークライフバランス(WLB)
開催日時: 2011年2月14日(月)
会場: 公益財団法人ハイライフ研究所
企画:
公益財団法人ハイライフ研究所 主任研究員 榎本 元
編集・配信 公益財団法人ハイライフ研究所
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