豊かな公共空間をつくる
公共空間事例|プラハ(チェコ)

第9回 公共空間事例|プラハ(チェコ)

私たちにとって、都市空間の豊かさとは公共空間の豊かさ。

本シリーズでは「市民にとって本当に豊かな公共空間とは何か」をテーマに、服部圭郎 明治学院大学准教授の取材・構成のもと、EUの事例を紹介しています。

今回は豊かな公共空間の事例として、チェコのプラハを紹介します。

「プラハは民主主義時代に移行し、それまでの統治の空間としての広場から民主的なコミュニケーションの空間としての広場へと公共空間の意味をシフトさせようとしています。そして、ガス灯や舗装といった細かいディテールを始めとして公共空間の快適性を向上させ、都市の魅力、そして格を高めようとしていることがうかがえます。都市の魅力を高めるためには、その都市のアイデンティティをも象徴する公共空間こそが豊かであるべきだというプラハの方向性は正しいと考えられます。」(服部)

取材・構成
服部圭郎 明治学院大学准教授

編集・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

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