座学「住まいと暮らしの未来を考える」
連載の趣旨&目次

連載の趣旨&目次

10年後、都市生活者はどのような生活基盤の上で、
どのような住まいに住み、
どのような暮らしを営んでいるのだろうか?

今日、都市生活者を取り巻く社会・経済環境は劇的に変わろうとしてる。よりよい都市生活の実現を目指して、都市生活者を取り巻く変化要因(テーマ)を抽出し、10年後に訪れるであろう住まいと暮らしの未来について考えるきっかけとなるミニセミナーを実施する。

<これからの暮らしに影響を与える4つのインパクト>

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■ソーシャル・インパクト
社会全体の変化の中から、最も暮らしに影響を与えると考えられる変化。

■ステージ・インパクト
暮らしの基盤(舞台)である都市そのものの変化。

■カンパニー・インパクト
女性や高齢者雇用、NPO、雇用不安などを見通した、生活する上で大切な働き方変化。

■ライフ・インパクト
今後、暮らしていく上で必要とされるであろう潮流を見据えた変化。

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[連載予定内容]

4つの大きなインパクトの方向性に沿って、各テーマごとに専門家をお招きし、ミニセミナー(動画配信)を実施する。

第1回 情報・ICT
環境対応、社会基盤構築に向けたICT産業動向 ~コーディネータ役としてのICT~

講師:桑津浩太郎氏(野村総合研究所 情報通信コンサルティング部長 主席コンサルタント)

今まさにICTによる産業革命の時代であり、暮らしに最も影響を与えるであろう要因を「情報・ICT」とした。エネルギー×ICT、医療×ICT、交通×ICT、農業×ICT、流通×ICT… 全分野において、ICTの果たす役割が大きな期待を集めている。その情報・ICT技術の将来に向けての課題と国や研究機関が提言している様々な施策に関しての実現可能性について考える。

第2回 スマートシティ(2011年2月配信予定)
白井信雄氏(法政大学地域研究センター特任教授)

環境を旗印にしながら、世界中で「スマートシティ・プロジェクト」が進行している。新しく都市まるごと創造するプロジェクトから既存の都市をうまく活用・コンバージョンしていくプロジェクトまで様々である。また、スマートシティを技術的観点からの都市変化と捉えると、暮らしまるごと含めた低炭素都市づくりも進行している。刻々と変貌していく都市の変化の方向性を考える。

第3回 コミュニティ(2011年3月配信予定)

「新しい公共」という言葉に代表されるように、全国に4万あるNPOは現在も増え続け、2020年には50%(現26%)まで拡大が予測されている。更に「つなぐ」「共生」「共存共栄」という時代のキーワードを背景に、これからのコミュニティのあり方も様々に問われ始めている。高齢者やシングル層が急激に増加する中、コミュニティのあり方の行く末が暮らしに変化をもたらす可能性が大きく、その在り方を考えたい。

第4回 ワークライフ(2011年3月配信予定)

暮らしを支える就労環境はどのように変化(企業と生活者の関わり方)していくだろうか。経済成長が著しく鈍化し、成熟化に向かう中、更には人口減による働き手の激減が予測される中、都市生活者の就労環境も大きく変化する予感に満ちている。若者、子育て女性、シニア、各々の就労環境の課題と変化及び国・公共の施策を大きく俯瞰しつつ、外国人労働者の動向もあわせて考える。

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シリーズ企画 榎本 元(公益財団法人ハイライフ研究所主任研究員)

編集・配信
公益財団法人ハイライフ研究所

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