国民総幸福をめざすブータンの国づくり・まちづくり調査報告会
第2部 対談
南アジアに位置し、北を中国、南をインドに挟まれた小国家ブータン。経済成長の指標であるGNP(国民総生産)ではなく、国民の幸福(精神的豊かさ、GNH:Gross
National Happiness)を国づくりの指標に据え、憲法に持続可能な社会経済開発やヒマラヤの自然保護を明記するなど、世界から注目されています。しかし自国の文化を守るため、観光客を制限していることもあり、その実態はあまり知られていません。
そこで、本年9月にブータンを訪れ、中央政府の財政政策や地方政策、環境政策などについて調査を行う龍谷大学の富野暉一郎氏に、調査結果を報告していただきます。第2部では、国際政治ジャーナリストの今本秀爾氏とともに、ブータンのとる政策を私たちがどう捉え、環境も、経済・雇用も、社会的公正・福祉も持続可能で豊かな社会をつくるために何を生かせるのかなどについて対談します。
本ホームページでは、当日の第2部「対談 ブータンの実践をどう見る? どう生かす?」の模様を配信しています。
開催日時: 2010年10月19日(火)
会場: ハートピア京都 第5会議室
後援:
(財)地域公共人材開発機構
龍谷大学大学院NPO・地方行政研究コース
(財)京都新聞社会福祉事業団
映像記録配信協力 :公益財団法人ハイライフ研究所
ブータンの実践をどう見る?どう生かす?
パネル:
富野 暉一郎(とみの きいちろう) 龍谷大学法学部教授
プロフィール:
京都大学理学部宇宙物理学科卒。
東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。
理学修士。専門は行政学、地方自治論
市民自治、協働型社会、地域経営システム、持続可能な社会などをキーワードとした研究に取り組む。
主著『グリーン・デモクラシー-いま池子から訴える』(白水社)、『地方政府・地方主権のすすめ-小さなまちこそすばらしい』(三一書房)、『コモンズ論再考』(共著、晃洋書房)、『市民が政治を変える-どこへ行く? 日本の21世紀』(共著、ほんの木)など多数。
今本 秀爾(いまもと しゅうじ)
プロフィール:
国際政治ジャーナリスト、哲学者、社会評論家。大阪生まれ。
専攻はヨーロッパ近現代の社会・政治哲学、思想史、政治制度論。
欧米政治や市民運動の取材を重ねる中で、緑の党の政治的エコロジー運動やグローバルな直接民主主義運動に共鳴し、日本の市民オンブズマンや住民投票推進運動などに参画し、数々の提言を行う。
1999年に有志を集めてインターネット政治フォーラムを設立。2004年には持続可能な社会のための分野を横断する政策作りをめざすネットワーク団体「エコロ・ジャパン」を設立、以降同代表として、欧米の先進的な環境・社会政策の意義を広めるべく、全国的に啓発活動を展開中。主著『リベラル・パワー 日本病理社会・再生の条件』(郁朋社)、共著『欠陥議員』『国会議員の成績表』(以上創芸出版)、『21世紀への思想』(北樹出版)、翻訳に『未来は緑ドイツ緑の党新綱領』(緑風出版)、ユルゲン・トリッティン『グローバルな正義を求めて』(同)など。その他著書、論文など多数。
ホームページ http://homepage3.nifty.com/imashujapan/
ブータン調査の概要|PDF形式 (400KB)
ブータンについての基礎知識|PDF形式 (700KB)
[対談 part1]
Flash形式
700kbps
18分
前半は以下のURLをご覧ください。
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?p=4127
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