1964年‐2020年東京オリンピックが挟んだ半世紀の東京
ポスト2020「東京の行方」-首都東京の変化を見る-
~AIやIoTがもたらす劇的変化~
第4回 東京の都市開発・都心オフィス編
都市と国づくりという視点で東京を見ると、最初は「西欧化」をテーマとする明治維新、二度目は「モダニズムへの対応」をテーマに関東大震災からの復興計画、三度目は戦災復興と「高度経済成長」をテーマとする東京オリンピック開催。そして、四度目がオリンピック以降半世紀にも及ぶ東京の都心部の高層化・大型化の本格的な開発だ。東京は江戸から名を変えて以来、現在までに四度の大変貌を経験してきた。
1964年に東京オリンピックを終えたのち、日本は高成長を続けるが70年前半に石油ショックや狂乱物価でマイナス成長に転じた。その後すぐに立ち直り中曽根政権下において、安定した経済成長時代に入るが、80年代後半からバブル経済とバブル経済崩壊劇が続いた。その後、失われた20年という不況が続くが、2000年代初めから東京の人口が都心回帰で増加に転じ、一時頓挫していた東京の都市開発が活発化し、マイナス経済成長からゼロ成長ペースとなっていった。しかし、東京の都市開発はバブルやその崩壊、リーマンショックなど経済や景況が悪化する中でも様々な動きを見せ、ビル建設を見る限り日本が不況に陥っているとは思えないくらいだ。
本レポートは、大都市東京がどのように移り変わってきたのかを「人口・世帯」「ライフスタイル」「建築物」「地域開発」「交通」「小売業・流通業」のカテゴリーごとに分析・予測してゆく連載レポートであるが、今回のレポート第四回は、「東京の都市開発・都心オフィス編」である。現在も激変する東京の都市開発・住宅投資・公共事業・高層ビルがどのように発展し、変化してきたのかを確認する。なお、第一回レポートは『人口編』、第二回は『交通編』 、第三回は『流通小売業編』である。
執筆者 マーケット・プレイス・オフィス代表 立澤芳男(たつざわよしお)
■流通系企業の出店リサーチ・店舗コンセプトの企画立案
/都市・消費・世代に関するマーケティング情報収集と分析
■現ハイライフ研究所主任研究員
■元「アクロス」編集長(パルコ)/著書「百万人の時代」(高木書房)ほか
1964年‐2020年東京オリンピックが挟んだ半世紀の東京 第4回レポート全文は以下のPDFでお読みいただけます。
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