第27回ハイライフセミナー
縮退懸念の東京50km圏をゆく

第27回ハイライフセミナー

第27回 ハイライフセミナー
「縮退懸念の東京50km圏をゆく」

◆開催趣旨
 わが国は2005年以降、人口減少が進み、2013年に高齢化率が25%を上回った。これら社会構造の変化とは無縁と思われていた首都・東京圏でも郊外遠隔部において、住民の高齢化と住宅ストックの加齢化により、不動産価格の急落と空き家の急増等、住宅地が荒廃する<縮退>現象が起きようとしている。実際に、東京50㎞圏では、高齢化率、空き家率の上昇が目立ち、各市町村は将来人口推計においても厳しい見通しとなっている。
 しかし、縮退は東京圏の遠隔郊外住宅地に一様に訪れているわけではない。同一市町村内でも、世帯流入や住宅更新ができている住宅地と、コミュニティの維持が日々困難になっている住宅地との差が明瞭になってきた。人口減少の向かい風は、住宅地の縮退格差を拡大していくだろう。
 本セミナーでは、縮退の波を乗り越えていく市町村や住宅地の現状を紹介すると共に、郊外研究に取り組んでいる方々を迎えて、今後の郊外居住の持続可能性への知恵を<交感>していきたい。

◆日程: 2015年2月17日(火)
◆時間: 15:00~18:00(開場14:30)
◆会場: 東京国際フォーラム ガラス棟会議室 G701
◆主催: 公益財団法人ハイライフ研究所
◆後援: NPO法人日本都市計画家協会
◆協力: 株式会社読売広告社

◆当日配布資料
 当日配布資料

◆プログラム
主催者挨拶
 髙津伸司 / 公益財団法人ハイライフ研究所 代表理事/副理事長

<第一部 プレゼンテーション>
マップで見る東京50km圏の現状と趨勢
 中川智之 / NPO法人日本都市計画家協会理事、(株)アルテップ代表取締役
東京50km圏郊外住宅地視察報告
 高鍋剛 / NPO法人日本都市計画家協会理事、(株)都市環境研究所主任研究員
住宅地の成熟と縮退
 大月敏雄 / 東京大学大学院工学系研究科教授
郊外を継承するのは誰か?
 柴田建 / 九州大学大学院人間環境学研究院助教

<第二部 パネルディスカッション>
東京圏郊外地域の世代交代の見通し
 藤井多希子 /(一社)政策人口研究所代表
縮退懸念の東京50km圏をゆく
 パネリスト 大月敏雄 / 柴田建 / 中川智之 / 高鍋剛 
 コーディネーター 藤井多希子 /(一社)政策人口研究所代表

 


主催者挨拶



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報告発表:
髙津伸司 / 公益財団法人ハイライフ研究所 代表理事/副理事長




<プレゼンテーション>
マップで見る東京50km圏の現状と趨勢



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報告発表:
中川智之 / NPO法人日本都市計画家協会理事、(株)アルテップ代表取締役





東京50km圏郊外住宅地視察報告



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報告発表:
高鍋剛 / NPO法人日本都市計画家協会理事、(株)都市環境研究所主任研究員




住宅地の成熟と縮退



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報告発表:
大月敏雄 / 東京大学大学院工学系研究科教授




郊外を継承するのは誰か?



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報告発表:
柴田建 / 九州大学大学院人間環境学研究院助教





東京圏郊外地域の世代交代の見通し



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報告発表:
藤井多希子 /(一社)政策人口研究所代表




<パネルディスカッション>
縮退懸念の東京50km圏をゆく



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◆講演者プロフィール
中川 智之(なかがわ さとし)/ NPO法人日本都市計画家協会理事、(株)アルテップ代表取締役
1959年大阪府生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。技術士(都市及び地方計画)、一級建築士。著書に『地域再生 人口減少時代のまちづくり』(編著、日本評論社)、『マンション建替え-老朽化にどう備えるか』(共著、日本評論社)、『環境貢献都市-東京のリ・デザイン』(共著、清文社)、『まちづくりのための建築基準法集団規定の運用と解釈』(共著、学芸出版社)ほか。

高鍋 剛(たかなべ つよし)/ NPO法人日本都市計画家協会理事、(株)都市環境研究所主任研究員
1967年仙台市生まれ。横浜国立大学工学部建設学科卒業、同大学工学研究課計画建設学修士課程修了。著書に『地域再生 人口減少時代のまちづくり』(共著、日本評論社)、『自治体都市計画の最前線』(学芸出版社、共著)、『都市計画マニュアル-土地利用編』(共著、丸善)、『都市・農村の新しい土地利用戦略』(共著、学芸出版社)ほか。
 
大月 敏雄(おおつき としお)/ 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授
1967年福岡県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院博士課程単位取得退学。博士(工学)。横浜国立大学工学部建設学科助手、東京理科大学工学部建築学科准教授を経て現職。専門は建築計画、住宅地計画、ハウジング。著書に『近居 少子高齢社会の住まい・地域再生にどう活かすか』(編著、学芸出版社)、『集合住宅の時間』(王国社)、『復興まちづくり実践ハンドブック』(編著、ぎょうせい)ほか。

柴田 建(しばた けん)/ 九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門助教
1971年福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程修了。博士(工学)。専門は建築計画、建築社会システム。主なテーマは、ストック型社会におけるハウジングのあり方。近年のテーマは、特に持続的な居住の場としての郊外の可能性。著書に『住まいのまちなみを創る』(共著、建築資料研究社)、『現在知Vol.1郊外 その危機と再生』(共著、NHKブックス別巻)ほか。

藤井 多希子(ふじい たきこ)/(一社)政策人口研究所代表、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)
1970年横浜市で生まれ、埼玉県所沢市で育つ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学、博士(政策・メディア)。専門は空間人口学、郊外居住論。最近の論文に「縮退する都市:人口移動と世代交代の視点から」(『都市計画』302号)、「住み継がれる住宅地、捨てられる住宅地」(『住宅』2013年5月号)ほか。

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