小堀研究室とテリトーリオ
小堀研究室では、昨年度同様陣内秀信先生と高村雅彦先生が書かれている
『建築史への挑戦‐住居から都市、そしてテリトーリオへ』
の読書会を実施し、小堀研究室としてのテリトーリオの再定義の議論を行い、
“テリトーリオ≒ノンスケールの全体性”
と捉え直しました。
ある地域での人の営みは政治的な境界線で分断されているわけではなく、網目状のネットワークで広がっています。
地域ごとの経済や文化、産業などの循環サイクルといった人の営みによるものを外部の人によるさまざまな視点から
調査し、対象都市や地域の全体像を捉えることがテリトーリオなのではないかと理解しました。