研究報告の概要
「ゆとり世代」や「SNS世代」と呼ばれる今の若者たち。ともすると、上の世代からは彼らの扱いにくさが話題になりがちですが、しかし、今後の社会、ひいては未来を担っていくのは彼らなのです。
そこで、公益財団法人ハイライフ研究所では、今を生きる若者たちにフォーカスを当て、彼らを理解すること、更には、彼らが築くであろう今後の社会を予測すること、を趣旨として研究することにいたしました。
研究にあたっては、若者の意識や実態を捉えるために定性・定量両面から調査を実施し、また、大学等の研究者の方々からお力添えをいただきながら、進めております。
「現代若者研究報告書 Phase2 社会人編」
~若者たちは今をどう感じ、将来をどのようにみつめているのか~
若者研究Phase2では、就職したばかりの20代の若者を研究対象とし、首都圏や地方の社会人に対して、グループインタビュー(11グループ合計32名)をオンラインにて実施し、その後、全国規模でWEB調査による定量調査(2060サンプル)を行いました。更に、若者の置かれている環境を把握すべく、デスクリサーチも実施しました。
調査内容としては、「仕事に対する意識」「将来に対する意識」「家族観」など、大学生(Phase1)との共通の質問を多く設け、就職を経て社会人となることでの変化に注目しました。
その結果、社会全体の未来に関して楽観視できず、会社においてはロールモデルに出会うことが難しい環境下で、何よりも安定を求めて、現在を生きる姿が見えてきました。
「第35回ハイライフセミナー報告書」
今どきの「若者たち」
~若者たちは今をどう感じ、将来をどのようにみつめているのか〜
公益財団法人ハイライフ研究所では、「現代若者研究報告書 Phase1 大学生編」の発表に先立って、若者研究の発表ならびにパネルディスカッションを行いました。その内容をセミナー録としてまとめております。
今回のセミナーでは、研究者の方からは心理学的観点から、また、実務家の方からは就職や仕事の観点から、大学生の意識・行動について発表していただきました。ハイライフ研究所からは、統計データを活用した大学生の基礎情報の報告とともに、大学生のライフスタイル・価値観に関する調査結果の報告をいたしました。
映像一覧
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「現代若者研究報告書 Phase1 大学生編」
~居心地のよい小さな閉じた世界にいる大学生たち~
若者研究のPhase1では、社会に出る前の若者、そして、ライフステージ上“子ども”としての最終段階にある、大学生を研究対象として絞り込みました。大学生のライフスタイルや価値観をあぶりだすことを目的に、首都圏・福井県の大学生にパーソナルインタビュー(20ケース)を実施し、その後、全国規模で大学1年生~4年生を対象にWEB調査による定量調査(2012サンプル)を実施しております。
主な調査内容は、「大学に対する意識や大学生活の実態」「スマホなど情報接触行動」「友人との付き合い方」「親との関係性」「仕事や就活に対する意識」「将来に対する意識」「家族観」「気質」などとなっています。
その結果、今よりいいことがあるという幻想がもてない中、今を豊かに過ごしたいと思っている大学生たち、言ってみれば、“居心地のよい小さな閉じた世界にいる大学生たち”という姿が浮き彫りになりました。
「第33回ハイライフセミナー報告書」
今どきの「若者たち」~今を生きる大学生、彼らの行方とは・・・
公益財団法人ハイライフ研究所では、「現代若者研究報告書 Phase1 大学生編」の発表に先立って、若者研究の発表ならびにパネルディスカッションを行いました。その内容をセミナー録としてまとめております。
今回のセミナーでは、研究者の方からは心理学的観点から、また、実務家の方からは就職や仕事の観点から、大学生の意識・行動について発表していただきました。ハイライフ研究所からは、統計データを活用した大学生の基礎情報の報告とともに、大学生のライフスタイル・価値観に関する調査結果の報告をいたしました。
日時)2019年9月17日(火)13時30分~17時
会場)日本橋高島屋三井ビルディング 日本橋ホール
主催)公益財団法人ハイライフ研究所