研究報告の概要
わが国では超高齢化、単身世帯の増加、生涯未婚率の上昇、人口減少、過疎化が騒がれてはいるものの、年金問題や介護問題、地域財政の破綻など人口推移や財源負担面等の量的把握が先行し、高齢者の生活実態や生活志向等の質的把握についてはまだ不十分の状態であり、広く一般的には「高齢者」という一括りの捉え方をしてしまう傾向が散見される。
当財団では高齢者の実態を深く追究し、将来に向けての超高齢社会の変化の予測に取り組むために現在の高齢者のみならず次世代の高齢者をも意識し、研究を「高齢者(66~75歳)」「准高齢者(61~65歳)」「次世代高齢者(51~60歳)」に区分し調査を実施し、比較分析することにより、世代と年代の差異がもたらすものを導き出し超高齢社会での彼らの生き方を模索した。
2018年度 研究体制
- 櫻井 隆治公益財団法人ハイライフ研究所 代表理事副理事長
- 藤原 豊公益財団法人ハイライフ研究所 執行理事 専務理事
- 杉本 浩二公益財団法人ハイライフ研究所 上席研究員
- 福與 宜治公益財団法人ハイライフ研究所 主任研究員
- 谷口 明美公益財団法人ハイライフ研究所 研究員
- 林 美和子統計調査センター株式会社
- 森 義博一般財団法人実務教育研究所 認定データ解析士
研究協力
- 新井 康通慶應義塾大学 医学部 百寿総合研究センター 専任講師
- 清水 聰慶應義塾大学 商学部 教授
- 日下 菜穂子同志社女子大学 現代社会学部 社会システム学科 教授
- 池田 敏秀元資生堂執行役員・商品開発部長 ㈱肌箋舎代表
- 岡田 信一元ヤマハミュージックエンタテイメント 音楽プロデューサー、ミュージシャン
- 成本 迅京都府立医科大学大学院 教授
- 川崎 友嗣関西大学 社会学部 社会学科心理学専攻教授 心理学研究科長
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