当財団では、2019年6月~2020年5月、公式Web-siteに主任研究員・福與宜治による連載コラム「銀座の時層と来街空間」を掲載いたしました。このたび、同内容を再編集し、一冊の調査研究報告書といたしました。
■アプローチ
本研究は、以下の調査方法、構成のもとに考察を加えました。
1. 銀座を歩き気付きの種をアナログに収集します。
・テーマごとのフィールドを実際に歩き「銀座の魅力を構成する要素」をみつけ記録し考察します。
いわば虫の視点での「銀座ならでは」探しです。
2. 銀座の歴史を知り「銀座の時層」を読み解く
・空間軸アプローチから導き出したテーマをもとに、書籍・資料とともにその時間軸を追いかけながら銀座の魅力を掘り下げます。
3. 街の動きから特定の世代と街の関係を想う
・例えば「日本初、銀座で歩行者天国が始まったとき団塊の世代は20代前半だった」というように世代によりエポックな街の変化は異なります。テーマに即して特定の世代を取り上げ年表を辿りながら「街と人の関係を推量」します。
以上のアプローチを織り交ぜながら「銀座という街の源泉」を探って参ります。
ハイライフ研究所の連載コラム・福與宜治による2019年度のコラムはこの調査データを元にした「銀座の時層と来街空間」です。
銀座の歴史と各エリアの特性をコラムとして毎月お届けしています。
こちらも是非お読みください。