プライベートでは、教員になって2年目のときに一度実家を出たが、教員を辞めると同時に再び実家に戻った。現在は両親と同居している。次に家を出るのは結婚のタイミングだろうと考えているが、「今のところその予定はないし、この先も見えません」と中川さん。
もちろん、結婚に興味がないわけではない。ただ、仕事に夢中になると全エネルギーを仕事に注いでしまうため、なかなか恋愛モードになれないのだという。
教員を辞めて時間に余裕ができたとき、一度結婚について真剣に考えてみた。いま流行の婚活アプリで知り合った男性と付き合ってみたが、続かなかった。「結婚するために出会いを探しても、私はうまくできないんだと思います。だから、しょうがないかなって。いい人がいれば結婚したいですけど……」
どうやら今は、何が何でも結婚したい、というわけでもなさそうだ。
「元々、飲み友達も多いですし、ここ数年は交友関係も広がっています。教員を辞めて落ち込んでいたとき、支えてくれたのも友達でした。友達がいるからここまでやってこられたので、友達にはすごく感謝しているんです。それに私、友達の旦那さんや子どもたちとも仲良くさせてもらっているので、それで私の家族欲みたいなものが満たされているのかもしれません」
子どもは好きだし、教員の経験を通して自身の母性愛も実感しているという。ただ、「自分の子どもが欲しい」という感覚はあまりない。
「周りの友達は、『家庭が欲しい』『自分の子どもが欲しい』と言いますが、極論を言えば、私は自分の子どもでなくてもいいと思っています。もしご縁があれば、里親として子どもを引き取って育てる覚悟はあります」