レポートの概要
公益財団法人ハイライフ研究所では、2019年度から「現代若者研究」を行っております。
2019年度、少子高齢化社会での「若者の存在感」に疑問を感じ、大学生の、生活意識と行動の実態を探ることから始めました。
その結果、今の大学生は、物理的にも精神的にも、非常に狭いドメインの中で生きていることが明らかになりました。換言すると『居心地のよい、小さな閉じた世界にいる、若者像』となります。
また、2020年度は、20代の社会人を対象として、就職というプロセスを経て、「生活意識や態度」はどのように変わるのかを探求しました。この「小さな閉じた世界」に存在する若者たちが、どの様に社会や会社を受け入れていくのか?また、社会や会社は、彼等をどの様に受け入れていけば良いのか?
その詳細は、2冊の報告書としてすでに公開しております。
しかし、私たちハイライフ研究所の「若者たち」に対する関心はとどまるところを知りません。
今年度は、これまでの現代若者研究をおさらいしつつ、若者たちをとりまく社会や生活はどのような姿なのかを予測し、時代を牽引するであろう彼ら彼女らにスポットを当てていきます。また、今後を見据えるためには、コロナ禍が引き起こす若者たちの意識変容を捉えていくことも必要と考えます。
それらをハイライフ研究所のメールマガジンでシリーズ化し、そしてハイライフ研究所ホームページにアーカイブしてまいります。
2021年度の「現代若者研究」メルマガ版、どうぞよろしくお願いいたします。