「続・人生のてんき予報」
～研究者の視座から、マクロ的にとらえてみる～

■「人生のてんき予報」と題して、団塊ジュニア世代からZ世代にわたる８名の方にインタビューを実施して２０２２年度掲載させていただきました。これを個々の“てんき”(転機)図を読み解き(取材)示唆を得たものとするならば、その続編においては天気予報士のように、専門性をもって時系列で研究されている方が、どのようにデータ分析を行い、仮説を立て、施策を練ったり実施されているかという視点からアプローチすることにしました。

■ 天気予報士(天気)がそうであるように、専門性をもってしても、時代の先を完璧に読み解くことは難しいと考えられます。しかし、一人ひとりの生き方におけるてんき(転機)を捉えることとは別次元で、マクロ的な視点で“てんき”(転機)を捉えることによって、様々な示唆が獲得され、実際の施策として実践されていることも事実です。

■ そこで本研究では西村幸満氏にインタビュー取材をさせていただきました。西村氏は国立社会保障･人口問題研究所に在籍され、社会保障基礎理論研究部部長でいらっしゃいます。インタビュー取材においては、精緻な報告とは別に、長年の経験からの実感や感想、勘というものについても言及･紹介されています。取材させて頂いた我々にとっては示唆に富むものばかりでした。ホームページの企画としては、西村先生のお話を中心に前後編の２回、取材後の感想などについて１回、合計３回の報告を掲載させて頂きたいと思います。