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スウェーデンの国家財政と税制<2>

スウェーデンの国家財政と税制<2>

■スウェーデンの国家財政と税制<2>

国家予算から国のかたちが見える
スウェーデンの国家予算のなかで、教育予算は大きな位置を占めています。スウェーデンでは、GNPの6%に相当するお金を教育に使っています。教育が国の基本だと考えているからです。教育は産業の基本であり、産業によって生み出される税金で国家が運営されます。
教育がなければ産業は育ちません。雇用を生み出し、国際競争力を高める基盤として、スウェーデンでは教育に大きなお金を投じています。

◆社会保障の財源
◆国家財政
◆歳入の90%は税収
◆公共部門の支出
◆スウェーデンの国家予算の特徴

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

教育と産業

スウェーデンの教育と産業

教育と産業が、スウェーデン社会においてはどのように互いに結びついているのか。

「スウェーデンを見ておりますと、教育ということに非常に重点を置いているなということがいろいろな面から分かってまいります。

教育が大事だということは我々日本人も誰でもが認識しております。ただ、それが本当に国づくりのための教育制度となっているのかという観点からみたときに、私たちは多々スウェーデンから学ぶところがあります。

スウェーデンと日本の教育投資を数字でみますと、一言で申しますと、スウェーデンは日本よりも2倍の税金を教育に投資しております。それだけ国が教育にお金をかけている。

日本の教育予算の比率は、OECD(経済協力開発機構)34カ国のなかで最下位です。これでわたしたちは日本を先進国と言ってよいのかどうか、わたくし自身は疑問です。小中学校の先生の給与もOECD諸国の平均を下回っております。

わたしたちが子どもたちの将来を考えるとき、将来の日本を背負ってくれる子どもたちを考えるとき、わたしたちはそのひとたちのためにお金を使っていない。こういうことをスウェーデンはじめ北欧諸国は教えてくれます」(須永昌博 社団法人スウェーデン社会研究所所長)

内容:
社会インフラ作りの基盤
スウェーデンの教育制度
スウェーデンの産業


PDF資料
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講演:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
制作:公益財団法人ハイライフ研究所