本プロジェクトの趣旨2

本プロジェクトの趣旨

公益財団法人ハイライフ研究所では、2012年より「スウェーデンに学ぶ 日本の再構築」と題する連載シリーズを配信中です。

このシリーズでは北欧の国・スウェーデンが実践してきたさまざまな取り組みや社会制度の仕組みをご紹介しています。

わたしたちが暮らす日本は いま 多くの問題を抱えています。
明るい兆しの見えてこない日本経済。
少子・高齢化にともなう 医療・福祉・年金制度の問題。
これまで先送りにしてきた日本社会の構造的な問題が いよいよ待ったなしの局面を迎えようとしています。

しかし一方 世界に目を転じてみると 国際的な経済不況のなかにあっても 健全な財政を維持し イノベーションを生みつづけている国々があります。
スウェーデンも そうした国のひとつです。

地方分権や市民の政治参加 女性の活躍とワークライフバランスの実現など、
わたしたちの社会が課題としている さまざまな点で いま スウェーデンから学べるものがあるように思われます。

OECD諸国の中でも つねに上位を占めるスウェーデンの高い競争力は どこからうまれているのでしょうか?
また 国政選挙の投票率が80%を超えるという 市民の高い政治参加の意識はどこからうまれているのでしょうか?
そして 福祉政策の充実と表裏一体の関係にある 高い税金の負担について スウェーデンの一般市民はどのように考えているのでしょうか?

今回の連載シリーズにあたり ハイライフ研究所では 社団法人スウェーデン社会研究所の協力を得ることができました。

40年以上にわたり スウェーデン社会のさまざまな取り組みを調査・研究してきた スウェーデン社会研究所とともに 北欧の元気な国・スウェーデンの実態をご紹介します。

公益財団法人ハイライフ研究所