自国の技術で原子炉を設計してきた「原発大国スウェーデン」。
そのスウェーデンでは核の廃棄物を今後どのように処理していく計画なのでしょうか。
スウェーデンでは、現在、10基の原発が稼働しています。
それらのなかには1972年に設置された古い型の原子炉もあり、いずれ廃炉にしなければなりません。
廃炉の際には大量の放射性廃棄物がうまれ、貯蔵処理を迫られます。
また現在稼働中の原発からも、低・中レベルの放射性廃棄物が日々生み出されており、これらの処理もあります。
スウェーデンにおける放射性廃棄物処理の実態はどうなっているのか。
現地の最前線を取材しました。
内容
スウェーデンの核関連施設
3.11とスウェーデン世論
廃棄物処理の基本方針
利害関係者の意見の反映
短寿命・低レベル・中間レベル放射性廃棄物最終処分場
フォルスマルク最終処分場
エスポ岩盤埋蔵研究所
正直であることが基本
講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長