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移民と難民1

スウェーデンの移民と難民 1

これから数回にわたり、「スウェーデンの民主主義」をテーマにお話します。

民主主義というのはどういうことなのか。民主主義とは、わかっているようで、突きつめていくとわからなくなるようなところがあります。スウェーデンの民主主義のありかたを考えるにあたり、まず今回はスウェーデンにおける移民と難民に焦点をあててまいりたいと思います。

なぜ移民と難民を、民主主義というテーマの最初にもってくるのでしょうか。

民主主義の国の真偽を一言でいいますと、それは結局、ひとを差別するかどうかに関わっています。差別に対して戦う、あるいは差別をなくそうと努力するところに真の民主国家の姿があります。その意味で、移民・難民を受け入れる姿勢や態度のなかに、その国の民主主義の成熟度がみてとれるのです。

スウェーデンは必要に迫られてやって来る移民や難民を拒まない国です。
移民・難民の問題に対して、スウェーデンがどのように取り組んでいるか、一緒にみてまいりましょう。

内容:
・スウェーデンの移民・難民政策
・スウェーデンへの移民統計
・難民申請手続きの実際
・シリアからの難民
・難民としての子どもの扱い
・孤児としての難民

講師:須永昌博  一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

差別撤廃の努力

差別撤廃の努力

■スウェーデンの民主主義|差別撤廃の努力

シリーズで「スウェーデンの民主主義」をテーマにお話しています。
民主主義とはどういうことなのでしょうか。いろいろな捉えかたがあると思います。
これまで移民と難民政策を例として、スウェーデンの民主主義をみてまいりました。

今日はいわゆる差別の問題について考えます。
民主主義の原点は、差別をしないということです。

スウェーデンの社会では差別をなくすためにさまざまな努力が行なわれています。
今回はそうした差別撤廃の努力についてみてまいりましょう。

内容:
・差別撤廃に関する法律の一本化
・差別被害者に対する補償制度の拡充
・移民のための起業、ビジネス支援
・民主・寛容・人権庁
・差別に関する意識改革
・スウェーデン政府主導の意識改革
・外人排斥と非寛容への意識改革
・差別に対する法規制
・平等オンブズマン
・スウェーデンの少数民族対策
・LGBT差別

講師:須永昌博  一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

エコサイクル政策

スウェーデンのエコサイクル政策

ゴミの処理は社会インフラのひとつです。
電気、水道、道路、鉄道と同じく、廃棄物の管理がしっかりとしていなければ社会が成り立ちません。

持続可能な社会を実現するために、そして、次世代に負の遺産を残さないために、廃棄物の管理はますます重要な課題となっています。

スウェーデンの環境対策について学ぶシリーズの3回目。
今回はゴミや廃棄物、使用済み製品について、スウェーデンではどのように取り組んでいるかみてまいりましょう。

内容:
エコサイクル政策
廃棄物管理の理念
廃棄物処理の規制と法律
製造者責任の原則
飲料容器の回収
廃棄自動車の処理
廃棄水銀の処理
建築廃材の処理

講師:須永昌博  一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

男女平等の社会

男女平等の社会

男女平等社会のキーワード
・スウェーデンと日本|国の形
・男女平等社会へのチャレンジ
・スウェーデンの覚悟
・スウェーデンの子育て支援策
・国の根幹=税金
・参考サイトと文献

講演:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所所長
制作:公益財団法人ハイライフ研究所

スウェーデンの環境政策2

スウェーデンの環境法典と環境裁判所

スウェーデンの世代間目標とは何か。

それは次の世代にいい環境を残す。次の世代に負の遺産を遺さないということです。
これは理念にとどまるものではありません。

法律をつくり、強制するということがなければ、持続可能な社会はできません。
それがスウェーデン社会の考え方です。

今回はスウェーデンの持続可能な社会づくりの中心にある環境法典(The Environmental Code)について、
そして日本にはない環境裁判所の制度について学びます。

内容:
環境法典とはなにか
スウェーデンの「予防原則」について
環境アセスメント 日本とスウェーデンの違い
土地利用と環境問題を管轄する「環境裁判所」
スウェーデンの開発許認可システム
核燃料廃棄物の場合
環境裁判の訴訟費用は無料
環境裁判所は未来を審判する

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所