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スウェーデンの危機管理 (1)

スウェーデンの危機管理① ~安全神話のない国~

■安全神話のない国

日本では福島第一原発の事故のあと、「原発に関する『安全神話』が崩れた」と言われました。

スウェーデンは「安全神話」のない国です。なんであれ、彼らは「絶対に安全」ということを信じません。人間がすることに絶対はなく、人間の行為にあやまちはつきものであると考えるからです。
それではスウェーデン人は自然災害やエネルギー危機、原発事故などに対して、どのような備えをしているのでしょうか。

スウェーデンの危機管理について、今回から4回のシリーズでみてまいりたいと思います。
今回は、そのシリーズ第1弾として、

スウェーデンの危機管理① ~安全神話のない国~
・スウェーデン危機管理庁の役割
・スウェーデン政府の危機管理体制
・起こりうる危機状況の把握
をご紹介いたします。

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

スウェーデンの成人教育・職業教育

スウェーデンの成人教育・職業教育

■多様なひとに学ぶ機会が保証されることが社会を強くする

スウェーデンの教育制度は「単線型」ではありません。自分の人生のスタイルに合わせて、教育を受ける機会が選べる「複線型」です。こうした制度の根底には、「人間は多様である」という考え方があります。人のありかたが多様であるのなら、教育の機会もまた多様でなければならないと考えられています。

前回までのお話で、幼児教育から大学にいたるまでの教育システムのありかたについてみてまいりました。

今回は社会人になってからの学びのありかたや、職業訓練も含めた学習機会のシステムがスウェーデンにおいてどのように根付いているのかを少し詳しくみていくことにいたしましょう。

スウェーデンの成人教育・職業教育
◆国民大学と国民高等学校
◆成人障害者学校
◆移民のためのスウェーデン語学校
◆無料で学べる高等職業訓練校
◆スウェーデン全体で28万の学習サークルが存在する

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

スウェーデンの大学・大学院

スウェーデンの大学・大学院

■産業界との協力関係が深いスウェーデンの大学・大学院

スウェーデンは税金を教育に使う国です。GDPに占める教育投資額は約6%で、世界のトップクラス。GDP比率で日本の倍のお金を投資しています。

スウェーデンの大学の特徴は、産業界との協力が緊密であることです。大学が産業の一部分になっているといってもいいかもしれません。大学だから、産業界だから、民間だから、といった区別意識は希薄です。

税金で運営されている国立大学が、納税主体である企業・産業界と協力関係にあるのは当然であると考えられています。

スウェーデンの大学・大学院
◆大学生の専攻分野
◆スウェーデンの代表的な大学
◆大学に関するボローニャ協定
◆大学と産業界の関係
◆スウェーデンの大学の学費

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

スウェーデンの教育制度(2)

スウェーデンの教育制度(2)

■いじめは「ガマンしない」で解決を求める

前回からスウェーデンの教育制度についてお話しています。前回は学校に上がる前の、就学前教育(プリスクール)についてみてまいりました。

今回はそのあとの義務教育、高等教育、大学教育についてお話します。また、いじめの問題について、スウェーデンではどのように対処しているのか、その対応システムについてもご説明します。

スウェーデンの教育制度(2)
◆スウェーデンの義務教育
◆スウェーデンの高等学校
◆子どものいじめ対策

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所

スウェーデンの教育制度(1)

スウェーデンの教育制度(1)

■教育とは生涯にわたる学習である

人間にとって最大の喜びは学ぶことです。それは子どもも大人も変わりません。人は生まれてから死ぬまで、生涯にわたって学び続けることへの欲求を持っています。そしてその欲求が満たされるとき、人間らしい生きがいや楽しさを感じることができるのではないでしょうか。

教育とは生涯にわたる学習です。そのことが社会システムとして確立されていること、そこにきちんとお金が使われていることがスウェーデンの教育制度の特徴です。

今回から2回にわたってスウェーデンの教育制度についてみてまいりましょう。

スウェーデンの教育制度(1)
◆スウェーデンの教育理念
◆1歳からはじまる就学前教育
◆選択肢の多いスウェーデンの教育制度
◆就学前教育から民主主義の理念を学ぶ

講師:須永昌博 一般社団法人スウェーデン社会研究所 所長
映像制作:公益財団法人ハイライフ研究所