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●視点:秋葉原の「商業」に注目する。商業店舗の景観に及ぼす影響について
・再開発により大型施設が出現し街は大きく変化している ・旧オフィスのサポート商業集積は日陰の存在になっている ・自然発生的に発展した商業店舗は根強く存在している ・秋葉の元祖店舗「電気街→PC街→オタク街」はエリアを変化させながら発展している
●秋葉原に発見した店舗を分類し町の魅力を探る
1)再開発の店舗
2)旧オフィスの店舗
3)電脳オタク-1
4)電脳オタク-2
5)電脳オタク-3
6)電気街 大型家電店舗の集積
7)電気街 旧電気市場型店舗
8)商業グループエリア
9)商業店舗から観た景観
1)再開発の店舗カフェ、飲食がオシャレに路面展開
● 再開発エリアの店舗は定番化されている。オフィス開発が主体となっているため飲食店舗が目立つ
● 秋葉原のイメージからかけはなれた大きい空間が、旧市街との違いを際立たせている
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定番のオシャレなカフェやカジュアルレストランが並ぶ(B-1)
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(B-2) |
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再開発エリアにも忍び込むオタク業態(B-3) |
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カフェ業態が多い路面(B-4) (B-5) |
2)旧オフィス街の店舗そば屋、マック、牛丼屋、レンタカー、コンビニ、スーパー、中古ゴルフ、・・・
● 旧オフィス街はサラリーマン御用達の飲食店、サービス店が集合している。再開発されると、全ての店舗が大型ビルに内包される
● 様々な路面店舗が展開しており面白いが、今は再開発を待っているように活気が無い
● 路地裏は極端に人通りが少なく静かな環境になる
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(B-6) |
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(B-7) |
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(B-8) |
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(B-9) |
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(B-10) |
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(B-11) |
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(B-12) |
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(B-13) |
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(B-14) |
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(B-15) |
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(B-16) |
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(B-17) |
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3)電脳オタク-1 PCソフト販売店舗DVD、フィギュア、マンガ・・・
● 大通りはPCソフト店舗が賑わっている
● 大通りに面して、ビル壁面も店舗ファサードも看板広告で埋まっている
● 一般的には和む環境とは言えないが、オタク種族にとってはオアシス
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外壁は看板サインでいっぱい(B-18) |
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ソフト店の店頭は商品情報で埋まっている。 万引き防止システムのためか、極端にエントランススペースが狭い(A-19)(A-20) |
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店頭は顧客と呼び込みで賑わう(A-21)(C-22)(C-23) |
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4)電脳オタク-2 PC市場中古PC部品やソフトが路上露天で賑わう
● 大通りから1本入ると中古PC市場が展開されている
● 溢れるように通りにせり出した商品郡を品定めする客が絶えない(週末は大混乱状況)
● 商品で埋まった店頭は、街環境にお祭り的な賑わいを与えている
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(A-24) |
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(A-25) |
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(A-26) |
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(A-27) |
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(A-28) |
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(A-29) |
5)電脳オタク-3 オタクのオアシス飲食店・風俗店・ゲーム店
● オタクの集まる秋葉原には特殊な業態が現れる。メイドカフェやガチャポンはその代表。
● 目的の商品をゲットしたオタクは、当然ながら休憩したり、食事をしたりする
● 学生や若いサラリーマンが多い影響か、ファーストフードが多い
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行列もできる話題のメイドカフェ(A-30)(A-31) |
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オタク御用達の新業態(A-32) |
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飲食店舗はクレープ、シュラスコと屋台風店舗やファーストフード的店舗が目立つ(C-33)(C-34)(C-35) |
6)電気街 大型家電集積
● 大型ビルが丸ごと大型家電になり、外壁はサインで埋め尽くされる
● 1階ファサードはかなり整理されている店舗が多い
● 大型店舗は整備されたファサードを持っている
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ビル看板(B-36) |
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家電量販店の大型店舗(C-37)(C-38) |
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家電及びソフト販売の大型店舗(C-39)(C-40)(C-41) |
7)電気街 旧市場型電気街の歴史を残す店舗
● これが無いと秋葉原ではないという人も多い。店頭から商品がまるでアートのように陳列されている
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軒を連ねる小さい専門店。店頭にはメーカーの大看板が掲げられている。(C-42) |
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店舗が密集する迷路。戦後のバラック時代からの伝統スタイル。 |
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あふれる商品郡で通路も侵食される。 |
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(C-43) |
8)商業グループエリア
9)秋葉原 商業店舗から観た景観
再開発により、秋葉原の景観は二分化された
「再開発エリア(旧オフィスエリア)」は超高層の大型オフィスや集合住宅となり、湾岸エリアや最近再開発された繁華街と同じ小さっぱりしたオフィスサポート商業店舗集積となりつつある。
一方、「秋葉原エリア(旧来の電気街店舗や昨今のオタク店舗)」は根強い人気を保ち、新規誕生業態と共に新た集積エリアを形成し力強く展開している。
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「再開発エリア」は過剰な広告看板も無く整理され快適な姿になるが、秋葉原特有の個性は持たない没個性的な景観になると予想される。
一方、広告露出、商品露出が過剰で、汚く非快適な環境を持つ「電気街」「オタク街」だが(オタク人種のオアシス)、世界的にも有名な秋葉原アイデンティティーは、この「秋葉エリア」が背負うことになる。
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再開発によって街がコントロールされ、露出過剰の「秋葉エリア」は段階的に少なくなる。しかし、街の魅力の一端を担う猥雑感は景観に及ぼす力は小さくなりながらも「街→ビル→店舗」と生き残っていくと考えられる。ジャパニーズオタク文化の世界的な広まりは「秋葉エリア」を消滅させるよりも、形態を変えながら存続させるだろう。街景観は整然としたビル景観になりながら、店内は露出過剰のエンターテイメント店舗を継続し、秋葉原アイデンティティーを継続すると予想する。
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